いわき市湯本 腰椎分離症の痛み
2016-07-15
腰椎分離症の痛みは分離と痛みの原因を分けて考えることもできる
一般的に言われている腰椎分離症とは、腰椎の関節の骨が骨折して前後に分かれてしまったもので、第4腰椎と第5腰椎の間で一番多く発症して、次に多いのが第3腰椎と第4腰椎の間です。
どんな人にみられる症状なのかというと、先天的なものと後天的なものがあって、後天的なものは成長期にスポーツを行う人に多く起こります。
これは成長期で骨がまだ成長過程にある時に、スポーツで体を捻ったり過剰に反ったりする動作を繰り返し行うことで、骨に過度なストレスが加わって疲労骨折してしまうからです。
ただ、腰椎に分離がみられるからと言って必ず痛みが出る訳ではなくて、レントゲンで分離が発見されても症状が無い場合もあります。
これは、腰椎が分離して離れてしまっている状態であって、靭帯や筋肉が腰椎の離れを補うために痛みが起こりにくいと考えらえています。
逆に靭帯や筋肉が弱い人は補うことができないために、長時間立っていたり、同じ姿勢を続けたりすると痛みが出てくるのです。
しかし、痛みなどの症状が無いからと言って、そのまま放置していると腰椎分離すべり症を引き起こしてしまいます。
そうなると前方に移動した腰椎の一部で脊髄や神経を圧迫したり、腰椎を支える椎間板に対して悪影響を与えたりすると腰椎椎間板ヘルニアになることもあります。
病院での治療としては、レントゲンで分離の状態を検査して、痛みが激しい状態の場合には安静にして、痛みと炎症を抑える消炎鎮痛剤が処方されます。
また、コルセットを着用して腰を保護することもあります。
ただし、そうした保存療法でも痛みが解消されない場合や日常生活に支障が起こる場合には、分離している腰椎を除去したり固定したりする手術が行われます。
しかし、腰が痛くなって病院を受診し検査をしたら腰椎の分離が発見されるケースが多いのです。
つまり、腰椎の分離と痛みの原因を分けて考えることもできるということで、分離のみで痛みが生じているとは言い切れないのです。
では、どのようなことで痛みが起こっているのかというと、まずは筋肉の使い過ぎです。
先に触れたようにスポーツの練習などで腰を反ったり、左右非対称の動きを反復したりすることで骨に過度なストレスが加わって疲労骨折するのと共に、腸腰筋・腰方形筋・殿筋群などが疲労しきっているのです。
その為に筋肉が過度に緊張して痛みとして表れるのです。
もうひとつの原因としては、そうした使い過ぎで背骨や骨盤に微妙なズレが生じてしまったことで痛みが生じると考えらえます。
特に、腰椎の分離があることで関節の可動域が健全な人と異なるため痛みが出やすい面があるのです。
このように一般での考え方ではなくて腰椎の分離と痛みの原因を分けて考えると、痛みの原因を改善することで痛みを緩和することができるのです。
つまり、骨盤調整や背骨調整によって骨盤や背骨の状態を正常な状態に整えることで、筋肉を正しい位置に導き緊張を解消することで痛みが和らぐのです。
病院での治療で腰椎分離症の症状がなかなか改善されない場合には、このような考え方もできるので整体や整骨院で治療を受けることも検討すると良いです。
いわき市湯本 腰椎分離症の痛みなら、「なないろ整骨院」にお任せください。