いわき市湯本 腰椎すべり症
2016-07-14
腰椎すべり症の治療は手術だけではなく保存療法もある
腰は5つの腰椎により構成されていて、横から見ると少し弓のように自然なカーブをしています。
この腰椎の椎間板関節という部分が何らかの原因で壊れたり、椎間板に異常などによって本来のカーブを支えられなくなったりして、腰椎が前か後ろにすべる症状を腰椎すべり症と呼びます。
すべりが起こる主な原因としては、外傷・椎間板機能の低下・姿勢の悪さ・骨密度の低下などによる骨の変性や変形、筋力の低下、激しい運動や仕事による筋肉疲労です。
腰椎すべり症には、分離・変性・形成不全・外傷性・病的の5種類がありますが、主にみられるのは分離と変形で、分離は年齢に関係なく発症して、変形は中高年女性に多く見られます。
いずれも第4腰椎にみられることが多くて、前にすべることが多いと言った特徴があって、腰の痛みや下肢のしびれなどを引き起こします。
腰椎すべり症は悪性の疾病ではないので、激しい痛みがない限りは病院での治療としては保存療法が一般的に行われます。
その為、病院では手術を進めることは少ないのですが、手術を受けなければならないと考えてしまう方も少なくありません。
しかし、治療法は手術以外にも何通りもありますし、手術をすれば病状が大幅に改善することはできますが、残念ながら全快とまではいかない可能性もあるのです。
特に、骨の弱っている中高年女性の場合には、手術に関しては慎重に判断する必要がありますし、症状が軽い場合には保存療法を試して経過を観察することもできるのです。
病院で行われる保存療法としては、消炎鎮痛剤などが使用されるほかに、コルセットを装着して腰を保護し腰椎の動きを少なくするなどの疼痛対策が実施されます。
また、腰部の軽い筋肉トレーニングも治療として有効ですし、インナーマッスルを鍛えることで腰椎が筋肉で支えられるようなるので、このような運動療法も行われます。
こうした保存療法で椎骨のずれが抑えられるようなる場合には、症状の進行を早めに食い止めることも可能なのです。
では、どのような症状まで進行するようなら手術を検討しなくてはならないのかというと、生活や仕事などに支障が起こるほど激しい痛みが発生する場合です。
ただ、このような状態であっても腰への神経ブロック注射で疼痛を抑えることが可能なので、必ずしも手術をしなければならないと決まっていることではありません。
しかし、注射により痛みを抑えているだけなので、根本的に症状を解消できるわけではありませんし、定期的に通院して注射をしなければならないので、逆に大きな負担を腰に掛けてしまう可能性も考えられます。
もし、どうしても手術を避けたいと考えているのなら、腰椎すべり症の治療を得意とする整体や整骨院で施術を受けてみるのも良いです。
実は、整体や整骨院で治療することで症状が良くなるケースもあるので、一度治療院に相談してみるのもひとつの方法です。
ただし、排便や排尿に支障がみられるようになった場合には、治療の選択肢としてはほぼ手術しかないので、その点を理解しておくことも必要です。
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